海馬の灰白質の体積についての初めての縦断研究。 Fig.1 横断研究。急性期のうつ病の海馬体積は寛解期や健常者に比べ低下。 Fig.2 縦断研究。V1治療前。V2抗うつ薬投与後8週後。抗うつ薬は海馬の萎縮を回復させている。
コルチゾールなどのストレスホルモンは海馬の神経細胞を損傷する。 海馬がよく研究されているのは海馬は脳の中で一番細胞の入れ替わり(新陳代謝?)が早いので変化が出やすいのだろう。 うつ病ではBDNF(脳由来の神経栄養因子)が減り神経新生の低下や細胞の萎縮が起こる。 うつ病は立派な認知機能障害である。